今日は担当フロアのメンテ日だったので出勤しました。
やっぱり現場や外は暑いですねぇ、午前中はバタバタしてて汗だくになりました。
でもバタバタしてテキパキと済ませたおかげで、
午後イチ位には予定してた作業を完了し、
夕方に動作確認して定時過ぎには帰宅できました。
で、前回の記事で説明を忘れてたものが・・・
セラフィニッシャーです。
デザインナイフ状の形状をしたセラミックカンナです。
少し刃を寝かせる感じでパーツ上を走らせると、
カンナ掛けしたような感じでプラが削れます。
主にプラパーツのパーティングライン消しに使うのですが、、、
例えばこの大腿部のパーツ。
フレームに組むとこんな感じ。
2つのパーツでフレームをサンドイッチするのですが、
この合わせ目は多少では有りますが段差が有ります。
これをフレームに組んだ状態で製面します。
これで組んだ状態で面が揃った状態となります。
で、合わせ目の角をセラフィニッシャーで削ります。
そんなに力は要りません、なでるように数回走らせます。
これを両方の合わせ目に実施すると・・・
このようにパネルラインとしてはっきりします。
いい感じでしょ?
説明ついでにもう一つ。
「バンダイエッジ」の処理について。
例えばこのパーツ(アンクルアーマー)なんですが
くるぶしの部分の角にこんな形状の処理をしてあります。
PL法の影響か金型保護の為か、
何かわかりませんが、このエッジ処理がバンダイエッジと呼ばれています。
バンダイのキットにしかないんですかね?
パーツの角のC面取りは工業的にありえますが、
この形状はちょっとありえません。
ちなみにC面取りってこんなの
ですのでここのエッジをキレイにする為に
私は黄色の部分を削ってしまいます。
バンダイエッジにパテ盛りして
延長する形にしてエッジを出すやり方の人もいます。
切削後はこちら
このMk‐II Ver2.0はバンダイエッジがここ位しか見当たりませんが、
キットによってはこの処理が多岐にわたるので処理が大変な場合もあります。
これが多いと全体的にダルい感じになってしまうので、
処理すると完成後にシャキっとしますね。
一言で「表面処理」でいつも済ませてますが、色々してるでしょ?
だからここの工程が製作で一番時間が掛かっています。
今回は説明が多いですねぇ、いつもは省略してる作業の記事ですが、
なんかモチベーションが違うなぁ(笑)